クロツバメシジミの想い出

週末の夜、魂は風に解放されて・・・・・・・
本日2回目の更新・・・・・
って、明日出勤ちゃうんか(笑)?

                      クロツバメシジミの想い出

耶馬溪(大分県下毛郡耶馬渓町(現大分県中津市))のクロツバメシジミには想い出があります。
私の初クロツがこの耶馬溪だったというのもあるのですが、実は長い休眠からお目覚めする引き金になったのも耶馬渓だけではありませんが、クロツバメシジミだったのでありました。

この蝶との最初の出会いは1977年、大学2年の秋でした。
ある日の午後、クラブの部室で会った後輩のK君(はい、一部の方はご存知のあのK君です。)から「今度の日曜日にW県のクロツに行きませんか。」と誘われました。正直、当時はあまり関心がある蝶ではなかったのですが、採ったことない蝶でしたし、二つ返事でOKして「じゃぁ、○時に京都駅で。」との約束になりました。

と言うことで、前の晩はちゃんと下宿にいて早寝しようと思っていたら、下宿の友人たちと麻雀をすることになりました。で、いつもはそんなに夜中まではやらないので何の気なしに始めると・・・・いつになく皆さん腰が据わっておりまして、何と徹マンになってしまいました。約束の時間を考えると1時間しか眠れません(爆)。かと言って寝ずに行くのもしんどいし「これはやばいな。」と思いながら横になったらすぐに目覚ましが・・・。
眠たくて眠たくて仕方ありません。しかし、約束の相手はあのK君です。とてもじゃありませんが、すっぽかすことなんて出来ません。はい、この当時のK君は今の彼からは想像できないかもしれませんが、カリカリにとんがっておりまして、『すぐに眼鏡を外す。』青年でした(笑)。という事で「K、すっぽかしたら本気で怒りよるやろなぁ・・・。こりゃ何としても行かなあかんなぁ・・・。」と思い、へろへろの状態で何とか京都駅へ、そしてW県へと向かったのでありました。流石にポイントについてからはそれなりに活動しましたが、終わったあとはとにかく早く下宿に帰って寝たい・・・。とそればかり考えていたのですが、何故かしらこの日のK君は機嫌が良く、「せっかくだからW市案内しますよ。動物園でも行きますか?」などととっても親切で・・・。ただただ眠たかった初めてのクロツ採集でした(笑)。
で、この日は成虫は採れず、「幼虫がついてるかも。」とK君が食草を若干持ち帰ったのでありましたが、私はその後このことはすっかり忘れておりました。で、幼虫がついていたようで、後日「親になりましたから展翅しておきましたよ。」と標本を渡してくれたのですが・・・・ここまでしてもらって文句を言ってはいけないのでしょうが・・・何と”無頭の0号針”で展翅してくれていて・・・・当時の私の標本箱は底がコルク板のばっかりだったので、うまく刺さないと針がへろっと曲がってしまいえらく難儀したのでありましたよ(笑)。

そして、次にこの蝶の名前を耳にしたのは1992年の秋でした。
そう、この年の6月に、後に”全てはここから始まった。”と言われる久々の蝶班OB会を信州で行い、忘れていたものを思い出しそうになりながらまだ復活はしていない時だったのですが・・・。
ある晩T先輩から電話があり北部九州のクロツバメシジミの話しをされて、福岡県、佐賀県、大分県のポイントの地理的なことを尋ねられたのですが、何と、ほとんど行った事あるかそれなりの観光地の近くでおおよそ場所がわかるところばかりでした。で、T先輩は様子見方々行ってほしいような事を言われていたような気がするのですが・・・まだ休眠中、そしてクロツにほとんど関心がなかった当時の私は、多分生返事をして電話を切ったと思われます。
で、ある週末の晩、私は最初に就職した職場の友人とええ気持ちで飲んでおりました。しかも翌日は午後からお気に入りのお嬢ちゃんと呼子にイカを食べに行く約束を取り付けておりまして、結構ご機嫌でした(笑)。で、ええ気持ちで床に就いたのですが・・・その夜、夢の中でT先輩から電話がかかってきまして・・・。

T「○っちゃん、クロツ行ってくれたか?」
私「いえ、行ってません。」
T「そうかぁ~、行ってえな、頼むし。」
私(とても面倒くさそうに)「ええ~・・・、Tさん、九州来はりませんかぁ?一緒行きましょうよ~。」
T(大声で怒鳴る)「行かれへんから頼んでるんやないかぁ!!!」

目が覚めました。頭ががんがんします。ひどい二日酔いです(笑)。
しかし、「うう・・・しんどい・・・。けど、夢とは言え・・・・あっこまで怒られたら・・・・行かなあかんなぁ・・・・。」と起きあがりました。で、時間的に一番早く着けそうな耶馬渓へと向かったのでありました。もうへろへろです(笑)。
何とか教えてもらっていた場所へ行きますと何やら一頭小さなシジミが飛んでいます。「これかな?」と思った瞬間、実は野外でこの蝶を見るのは初めてで、しかもはっきりと同定できるほど知識を持っていない事に改めて気づいたのでありました(笑)。で、とりあえずネットに入れて車に戻り、ポケット図鑑で確認すると・・・どうやらクロツのようです。で、この一頭しか見あたらなかったのですが、「とにかくおったし・・・今日はもうこれでええやろ・・・。」という事で帰宅して仮眠をとったあと、呼子へイカを食べに行ったのでありました。これが私の実質初クロツバメシジミでございます(笑)。

で、この話しには続きがありまして、この数日後、今度は夢でなくT先輩から電話がありまして、「九州行くし。」(爆)。
という事で、この時T先輩が九州に来られて『民宿呑むさん』をベースにクロツ巡りで過ごした三日間の楽しさが、ついに忘れていたものを完全に思い出させてくれて、翌シーズンからの復活につながったのでありましたよ。だからというわけでもないのですが、今ではクロツバメシジミはとっても好きな蝶のひとつですね(笑)。
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2005年6月25日 大分県下毛郡耶馬渓町(現中津市)
by nomu376 | 2012-05-18 22:21 | | Comments(14)
Commented by OIGATO at 2012-05-18 22:50 x
呑むさん、こんばんは。
>・・・しかも翌日は午後からお気に入りのお嬢ちゃんと呼子にイカを食べに行く約束を取り付けておりまして、結構ご機嫌でした(笑)。・・・
クロツバメシジミより此方の方が?気になるにゃ~???(爆)

明日は、撮影日和かも・・・私も仕事ですです・・・zzz
Commented by pieris at 2012-05-18 23:55 x
そやそや、気になるなぁ。
Commented by nomusan at 2012-05-19 06:49 x
OIGATOさん、おはようございます。
いやぁ・・・・・今日は・・・・素晴らしくええ天気のようですねぇ・・・・。
こりゃ、絶好の・・・・仕事日和ぢゃ・・・(涙)。

と、一部文章にはしらんぷりをする(爆)。
Commented by nomusan at 2012-05-19 06:52 x
pierisさん、おおっ、そう言えばpierisさんと初めてお会いしたのも・・・・クロツでしたねぇ。
そう、実はこの時にあの場所へも行ったのですよ~。

と、さりげなく話を違う方向へ持っていく(笑)。
Commented by luehdorf at 2012-05-19 11:01 x
何たる偶然でしょうか…。
昨晩K様から、「W県へミカド、サツマ、ウラゴマダラで行ってきます」とのメールが…。

>『すぐに眼鏡を外す。』青年…
今春、若干その片鱗を見たような…。
でもいまだに“トンガッテ”いる当方といたしましては、そこを上手に隠す術を見習わなくてはと思っています。

O様ならずとも“お気に入りのお嬢様”との結末が気になって…。
これは上々の調子でアルコホルがガンガン入り、魂が銀河の彼方にまで飛んでいったときの更新を待つしかないのでしょうねぇ~。

そうだ!今朝のTVで、“呼子のイカ”もやってました。細かく刻んだヤリイカの身と卵巣を擂り鉢で当たったのとを混ぜ、湯がいてかまぼこ風にして…。おいしそうでした。
ジャイアントスイングを一度でいいから直に見たいものです。

受け手は猪木さんですよね?マスカラスさんとの接点があったのでしょうか。
レフェリーが沖識名さんだから、何か特別なときなのかなぁ~。
Commented by K.M at 2012-05-19 11:20 x
今回は気合い入った長い文ですね~。
わかりますよ!
よくわかります!

ま、主題は万障乗り越えてたどり着いたイカは旨いということですよね。
Commented by ふしみや at 2012-05-19 14:54 x
「クモツキ見たい!」

なぁーんて言うから…

こんな、なってしもたやないの。

…結果、幸せではありますが。


数時間後、出発予定です。
対象はクモツキじゃなくって、ギフです。
Commented by nomusan at 2012-05-19 17:19 x
luehdorfさん、K君、すっかりルーさまには心を許してるようで・・・可愛い後輩君をよろしくお願い致します~(笑)。
>今春、若干その片鱗を見たような…。
おお、そげな事でしたかぁ。いやはや何とも・・・けど嬉しいような(爆)。

あはは、呼子のイカの話しは・・・たいしたお話しでございませんよん(笑)。
けど、呼子のイカは美味しゅうございますよ。いつの日か”九州を急襲”の機会があればジャイアント・スウィングともどもご案内させて頂きますよ~(笑)。

これはよく覚えております、S46年の初来日の時でございますね。この試合はアリオンさんと組んでのインタータッグ戦のひとこまでございますよ~。この頃のG誌のマスカラスさんの扱いは”なんぼか貰ろてんかい?”って感じではありましたね(笑)。


Commented by nomusan at 2012-05-19 17:22 x
K.Mさん、あはは、携帯画面で読むには長すぎましたかねぇ~(笑)。
>ま、主題は万障乗り越えてたどり着いたイカは旨いということですよね。
あ、ありていに言えばそう言うことでございます(笑)。ただ、呼子のイカは本当に美味しゅうございますよ~(笑)。
Commented by nomusan at 2012-05-19 17:26 x
おっと、ふしみやん、まいどでございます。もう出発したかな?

>・・・こんな、なってしもたやないの。
だって・・・・・・あの時は本当にクモツキが見たくなっておさえきれなかったんだもん(笑)。
けど、あのセッティングは最高でおましたなぁ~。あの感激は忘れられまへんわぁ・・・。
これからもよろしくね(笑)。
Commented by カトカラおんつぁん at 2012-05-19 20:57 x
クロツとの遭遇が消えかかっていたチョウへの熱を再燃させてくれたということだったんですね。

こういう引き金を引く役目をするようなチョウが誰でもあるんじゃないかと思います。私も・・・って、聞かれても居ないのに、長い多い出話をするのは、お目にかかった時の酒の肴にとっときましょうか。
Commented by nomusan at 2012-05-19 22:31 x
カトカラおんつぁんさん、はい、きっと全ての蝶屋さんに、それぞれのヒストリーが・・・・あるのでしょうえねぇ~・・・・いろんな思い入れとともに・・・。
おんつぁんさんのお話し、是非ともお聞きしとうございます。いつか、きっと・・・・「白い掌」の話しとともに・・・(爆)。
Commented by カトカラおんつぁん at 2012-05-21 19:56 x
白い掌の話ですか〜。
まだ忘れてないんですね.(笑)
ほんとにお目にかかった時は、そんな話が出てこないくらい他の話で盛り上がることと思いますね。
まあ、酒の肴にはエエかもですが。
Commented by nomusan at 2012-05-21 22:38 x
カトカラおんつぁんさん、はい、私学生時代の友人からは”語り部”と言われるくらい記憶力がいいもんで・・・(笑)。
そうですね、まずは蝶の話しで盛りあがって・・・魂が解放された頃に・・・『白い掌』・・・でしょうかね(笑)。
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