初めてのシロオビヒカゲ

昨夜更新したコウトウシロシタセセリ、いつ採ったのか?
を想い出せなかったこと、実は自分なりに結構ショックでございました。
そう、基本的に”お初”については、どの蝶も覚えてるつもりだったのに・・・。
しかも、コウトウシロシタセセリは結構採りたかった蝶だったのに・・・
と言うことで、「これはあかん。」と思い、今日の仕事中必死に想い出していたのですが・・・
どうやら「1995年8月のやいまに違いない。」と思い、
先ほどノートを確認したら合っておりまして、少なからず安堵した私でございますよ(笑)。
しかし・・・
クラブの仲間からは、”語り部”と呼ばれた私ですが・・・加齢の影響か?陰りが出てきたような・・・。


で、今日のシロオビヒカゲですが・・・
これはもう、いまだに昨日のように鮮明に覚えておりますよ。
1996年11月1日、西表島での出会いでございました。
この時は本当に嬉しかった・・・。


でね、正直に言いますとね、「蝶屋になるんだ!」と決めた18歳の頃、
私、ジャノメ・ヒカゲの仲間はあまり好きではありませんでした(笑)。
やっぱり、ゼフやミヤマカラスアゲハ、オオムラサキなどの美しい蝶が憧れで、
これまた正直に言いましてね、採れば1種類増えるので一応採ってはいましたが・・・。
なので、名前は伏せますが、”自称マーク・レスター似”の後輩君がまだ二十歳前の頃、
ヒメウラナミジャノメを一生懸命追いかけてるのが不思議でなりませんでした(笑)。


そんな私でしたが、時は流れて・・・
忘れもしない1994年6月11日、ヒオドシチョウ狙いで訪れた福岡県の山の中・・・
目の前にとまったクロヒカゲを見た瞬間・・・「美しい!!」と思ったのでありましたよ!
濃い焦げ茶からクリーム色への色調のグラデーション、眼状紋を取り巻く妖しい紫・・・
「え?クロヒカゲってこんなに綺麗な蝶やったん??」
この日から、ヒカゲ、ジャノメを見る目が変わりました(笑)。
ウラナミジャノメの仲間も、その”ウラナミ模様”に加えて眼状紋の中に煌くブルー・・・
当時、マーク・レスター似からロビン・ウィリアムス似へと、その風貌を変化させていた後輩君の気持ちが・・・
ようやく理解できた思いの私でしたよん。


となると、シロオビヒカゲです。
これはもう、何としてもこの蝶をこの手で採らねばなりません。
そして迎えた1996年11月のやいま、この蝶がメインでございましたよ。


ふぅ、思わず長くなってしまいました・・・。
しんどくなったので、明日へ続く(笑)。

初めてのシロオビヒカゲ_c0065260_19411051.jpg


by nomu376 | 2017-12-06 19:41 | | Comments(0)
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