今日は午前中は曇りで午後から晴れましたが・・・・・
気温は30℃に届かず、夕方ちょいと外勤に出ましたが何とも涼しい風が吹いてまして・・・ まさに秋の風でした。あぁ・・・・また嫌な季節が近づいてきたんだなぁ・・・・(笑)。 さて、画像がありませんので、とりあえず第2弾ですが・・・・。速くもネタ切れ間近か(爆)。 マルバネルリマダラです。後にも先にもこの1頭だけです。とっても採りたかった蝶ですが・・・。 何ともお間抜けな事をしてしまい、感動することが出来ませんでした。かえすがえすも情けない。 1996年11月、初めての秋の八重山でした。メインは19年振りの西表島。長年の憧れだったシロオビヒカゲ、テツイロビロウドセセリ、ルリウラナミシジミに加えて、ホリイコシジミ、カバタテハをゲットした私はもちろん有頂天です(笑)。こうなると欲も出て、「あと、何か迷マダラを一頭で良いから採りたいなぁ・・・。」と思っていました。この年の春に沖縄本島で初めて採ったツマムラサキマダラはすでにそこそこ数が見れるようになっており、ちょっと感動が薄くなっていました。で、センダングサを見ながら歩いていると濃い茶色のマダラが一頭とまっています。「ん、ツマムラの♂かな。」と思って何気なくネット。ろくに確認もせずに三角紙へ。 その後、竹富島、沖縄本島と廻って帰宅。本島ではツマムラサキマダラの乱舞を目撃し「こんなに沢山いると、かえって採る気が無くなるなぁ・・・。消えないかなぁ、この蝶(爆)。」とちょこっとだけお持ち帰りしたのですが・・・・・。この頃はまだ元気でしたので、「とりあえずツマムラだけ展翅して寝ようかな。」と思って『西表で採った♂』を手に取って表を見ると・・・・・「でぇ~っ! こ、これツマムラちゃうやんけ!!」・・・・・・・・慌てて手持ちの図鑑をひっくり返して見ると・・・そう、このマルバネルリマダラだったのです(爆)。 島にいるときはあれだけ「採りたいなぁ・・・・。」って思っていたのを、実は初日にして採っていたなんて・・・。もう、驚くやら、恥ずかしいやら、情けないやら・・・・そして、しばらくして何とも言えないしんみりとした喜びが・・・(爆)。油もでちゃって見苦しくなりましたが・・・忘れられない一頭ですわ(笑)。 1996年11月2日 沖縄県八重山郡竹富町(西表島)高那 ちなみに先日行った「無謀な探索」とは、福岡県のタイワンツバメシジミ探索でした(爆)。
by nomu376
| 2009-09-15 22:30
| 蝶
|
Comments(16)
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itsuki
at 2009-09-15 23:45
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う~~~・・・・・・(決して腹痛を起こした訳ではありませんよ・・・)
こんなん採ってみたい~~~~ ・・・しかし・・・・こんな蝶に出会ったら・・・・・完全に「中毒」にかかりますね 先輩が沖縄に入り浸りで2年も留年した訳が良く理解出来ますね・・・・・(笑)
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しまびと
at 2009-09-16 00:19
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banyan10 at 2009-09-16 00:52
撮影の場合は採集以上に後で見返すと違う蝶だたり、貴重なシーンだったりすることがあると思います。
そんなときは家でモニターを見て喜びますが、現地で感動したかったというのもありますね。(^^;
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pieris
at 2009-09-16 01:25
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高校生のころ、友人の知人が台風の後の福岡市早良区で採集したというマルバネルリマダラを拝見したことがあります。名前がわからなかったので調べて欲しいと持ってきたのだそうです。ぜひ何かに発表するように勧めたのですが同好会などに入っていず、結局は幻の記録となってしまいました。
タイワンツバメはお疲れ様でした。耳納山地は東西に長いので、どこかに残っていそうな気がしますね。
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nomusan
at 2009-09-16 06:12
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itsukiさん、腹痛は治りましたかぁ~(爆)。
そう、一度こんなん採ってしまうと、何回も何回も行きたくなる「八重山病」にかかってしまいますよ~。先輩もかなり重傷だったのでは(笑)。 で、私の場合はこの病の副作用である「金欠病」にかかってしまい、現在治療中です・・・(涙)。
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nomusan
at 2009-09-16 06:16
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しまびとさん、そうですね、何がいるかわからないわくわく・どきどき感、これは病みつきになりますね(笑)。
>知らないのに手中に収めるってのは、引きの強さか、奈落の底えの導きか。 私の場合、「ものを知らない。」って要素が強いような気がします。実はね、展翅しようとしたら、「これ、ちゃうやんけ!」ってのがもう1回ありまして・・・(爆)。いずれ出しますが・・・。
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nomusan
at 2009-09-16 06:25
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banyanさん、
>そんなときは家でモニターを見て喜びますが、現地で感動したかったというのもありますね。(^^; 御意!にございます。特に私の場合、帰宅してPCに落としてからでないと写ってるのか写ってないのか・・・って場合もありますので(爆)。 同定しづらい蝶の場合は、本当に悩ましいですよね~・・・。出来るだけわかりやすい様に撮ろうとすると、ただ蝶が写ってるって感じになってしまうし・・・・(って言うほどのレベルではありませんが・・・(汗)。)
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nomusan
at 2009-09-16 06:29
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pierisさん、何と、早良区でマルバネルリですかぁ!元早良区民としては心震えるようなお話しですねぇ(笑)。幻の記録とは残念ですね。
>耳納山地は東西に長いので、どこかに残っていそうな気がしますね。 探したのが私なので、はなはだ心許ない探索ですが・・・信じて継続したいと思います。
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luehdorf
at 2009-09-16 09:04
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この類のマダラ、キャンプの仕事で行ったオーストラリア・ロングアイランドでのツマムラサキ…。
スレてましたが「妖しい」紫が何とも…。 ん~ン、あのときの酔いの中で聞いたK様の「南にも行きましょうヨ!」が「妖しい」響きで甦ってきます(笑)。 木村さんVS馬之助さんですか…。日プロ崩壊後の馬之助さんのスタンス、好きでした。 「一匹狼」から「まだら狼」…。
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カトカラおんつぁん
at 2009-09-16 12:23
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こんにちは
迷蝶にまつわるお話は読んでいてもワクワクしてきますね。 はっきり種類が分かって狙って出かける場合はいいのでしょうが、ついでに採れたモノは案外べつものと決めつけてしまうこともありますね。 たくさんのツマムラに混じっているのは、ポーの手紙の隠し方ってのを思い出しますね。 マルバネが自分から紛れ込んだというよりは、自然にそんな状況になってしまったのでしょうが。
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nomusan
at 2009-09-16 22:08
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luehdorfさん、同じ”紫”でも・・・オオムラサキやコムラサキあるいはムラサキシジミの”紫”に比べまして、迷マダラやリュウムラ、ヤエムラなど南方系の”紫”ってとっても妖しげと言うか妖艶というか・・・・私は脳みそがとろ~りととろけてしまうのですよ~。で、これが危ないお誘いの「南の魅力」なのですよね~。で、私は責任持てないので無理強いは致しません(爆)。
日プロ時代は馬場さん、猪木さん、坂口さんとメインを張る人間が揃ってたので、居場所がなかった感じでしたよね。日プロ倒壊のあの頃が一番輝いていたような・・・。
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nomusan
at 2009-09-16 22:18
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カトカラおんつぁんさん、このマルバネにつきましては・・・説明すればするほど自分の”阿呆さかげん”が露呈されてしまうのですが・・・。
まず、この時何でここに行ったかと言いますと、今はどうか知りませんが、当時は八重山でマルバネルリは「西表島高那」が一番記録が多かったのですよ。なので、私はマルバネルリが採りたかったので、ここに行ったのです。で、実は私この時までツマムラの♂は採った事ありませんでした。なので、この個体を見たときに「おっ?マルバネちゃうか?」って思うのが普通だと思うのですよ。で、採ったらすぐ表を見て確かめる・・・。それを私は何故かしら「ん?、ツマムラの♂?」って思いこんでしまったのですよ(爆)。我ながら不思議でしょうがありません(笑)。
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kenken
at 2009-09-17 07:29
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カトカラおんつぁん
at 2009-09-17 12:28
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こんにちは
熱しやすく冷めやすいとおっしゃるnomusanは、もしかして思い込みも強くないでしょうか。じつは、私は熱しやすさ冷めやすさは共通しておりまして、さらに思い込みが激しいとカミさんに言われ続けてきました。 このマルバネのケースは、思い込みが如何に恐ろしいかという典型的なケースだと思われます。したがって、nomusanも思い込み、人並み以上なんだろうなあって想像しております。 私だけの妄想に過ぎなければいいのですが、それとも私が得意な思い込み?
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nomusan
at 2009-09-17 20:58
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kenkenさん、ありがとうございます。これからも「貴重なNULL DATA」を積み重ねていきたいと思います(爆)。
おっと・・・展翅につきましても過分なコメントをありがとうございます。私、基本的に展翅は下手でございまして・・・仲間内からは「情けない展翅」との評判でございます・・・(涙)。これはきっとマルバネさんが上手く展翅されてくれたのでしょう(笑)。
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nomusan
at 2009-09-17 21:01
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カトカラおんつぁんさん、はい、私思いっきり「思い込みが強い」人間のようです(爆)。実は展翅するときになって「これ、○○ちゃうやんけ?」ってのはこの他にもあるのですよ~・・・(汗)。そして、その元になってるのは”ものを知らない”って事なんですけどねぇ~・・・・はぁ・・・・。
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