初めての展翅

蝶を始めたのは中学1年。
1970(昭和45)年の春でございました。
この年入学した中学で、たまたま同級になった友人に影響されての事でしたが、
この時は飼育から入りました。
と言うか、本格的に採集を始めたのは大学に入ってからの事でした。
記憶が正しければ、中学〜高校時代に採集したのは、
たまたま道端で見つけて採れた、クロアゲハとツマキチョウの2頭のみだと思います。
ちなみにクロアゲハは手掴み、ツマキチョウは帽子(笑)。

で、この頃は生活エリアで見つけた幼虫を飼育して成虫になると放しておりました。
最初の何頭かは、羽化した後展翅して標本にした記憶もあるのですが、そのうち放すようになりました。
あの頃は、羽化を見るのが楽しみで飼育してたような気がします。
ちなみに”初めての飼育”はアゲハだったと記憶しています(笑)。

そして、表題の”初めての展翅”ですが、絶対の確信はないのですが、おそらく画像のヒオドシチョウ。
で、実はこれ自分で採った個体ではなく、仲の良い従兄弟が家の近所の公園で見つけた蛹をもらったのが羽化した個体なのですよ。
で、実は当時はラベル作ってなかったので、羽化の日付が明記されていません(笑)。
ただ、1970年と言うことだけは間違いなく記憶に残っており、この蝶の発生時期から推察するに・・・
おそらくこれがほぼ間違いなく私にとって、”初めての展翅”標本だと思います。
初めての展翅_c0065260_07050084.jpg
ちなみに、採集地は福岡市中央区白金町付近の某公園。今でもおるんかなぁ?

追加)
初めての展翅_c0065260_09112406.jpg

by nomu376 | 2018-12-01 07:08 | なんやかんや | Comments(8)
Commented by ふしみや at 2018-12-01 13:30 x
ヒオドシチョウといえば高校の生物部BOX前にエノキが生えておりましてね、そこでヒオドシチョウが大量発生したんですわ。
高校の場所が岩倉だったので、ヒオドシチョウもぎょーさんおったんでしょうな。

それはそれとして、その大量に発生した蛹化直前の幼虫を、某P氏がですね、透明の水槽にかき集めてきたんですな。
皆さんご存知のように、ヒオドシチョウの終齢幼虫というのは、デカくてかなりグロい。
それが、透明な水槽の中で蠢くさまは、ある意味地獄絵図…。

そしてその幼虫をですな、某P氏が鷲掴みにし、何をするのかと思いきや、私の襟首から背中へと投入しよったんですわ。

もー、なにをすんねん!


といった思い出がヒオドシチョウにはございます。
Commented by nomu376 at 2018-12-01 18:19
ふしみやくん、まいどです。
おお・・・
ヒオドシチョウをめぐるおもひで・・・
互いに、”嫁さんよりも長い付き合い”の二人ならではの・・・
長年にわたる、空よりも高く海よりも深い、信頼関係に基づいた・・・
心温まる・・・
ええお話しでございますなぁ。

>もー、なにをすんねん!
と、言いながらも満面の笑顔だったであろう君の姿が目に浮かぶようです。

思わず胸が熱くなった私でございますよ(爆)。

それにしても、透明の水槽に蠢く無数のヒオドシチョウのど終齢幼虫たち・・・
あんまり想像したくないなぁ(笑)。
Commented by まっちゃん at 2018-12-01 21:12 x
 呑むさん、こんばんは。
ヒオドシチョウ、久しくお目にかかっておりません。
すごく懐かしい画像をみせていただきありがとうございます。

 ついでに、コメント読ませていただきながら、ちょっと爆笑。
凹んでいる心がま~るく膨らみました。
こちらもありがとうございます。
Commented by pekeyama at 2018-12-02 08:09
呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャーン!!!
「某P」でごじゃいまする!!!

今は昔・・・
お互い紅顔の美少年だった頃の・・・
懐かしいお話ですなぁ~

ところで・・・
大量の幼虫はその後、部室で無事蛹になり・・・
そして・・・
大量の蛹はその後、部室で無事成虫になりました・・・
ご存知のようにヒオドシチョウは
羽化の際、赤い体液を大量に放出します・・・
部室は横溝正史の探偵小説に出てくるような・・・
凄惨な殺人現場の如き様相を呈しました・・・(爆)

そして歴史は繰り返します・・・
数年後・・・
大学4回生の晩秋・・・
後輩の「怪人M」後輩が・・・
岩倉にある下宿の一室で・・・
大量のリュウキュウムラサキの幼虫を飼育しました・・・
ご存知のようにヒオドシチョウと似たり寄ったりの外観です・・・
その日、私は彼の部屋で酒盛りをしてお泊り致しました。
夜更け・・・
顔の上を何かが這いまわる気配で目が覚めました・・・
そこら中にリュウキュウムラサキの幼虫が這いまわっておりました!!!

しかし・・・
貴重なリュウキュウムラサキの幼虫ですから・・・
二人ともパニクることなく極めて冷静に
衣装ケースから逃げ出した幼虫の回収に務めたのでした(笑)

因みに・・・
M氏の下宿の周囲には芋畑がゴマンとあり
彼は夜が更けると黒のジャージに着替え
幼虫たちの餌を採りに
下宿周辺の彼方此方を徘徊するのでした・・・

懐かしおもいでですなぁ~
Commented by nomu376 at 2018-12-02 08:57
まっちゃんさん、おはようございます。
実は私もね、ここ数年ヒオドシチョウを見てないような気がします。
羽化直後のあの鮮烈な緋色、たまらんですよねぇ〜。
気の早い話ですが、来年こそ(笑)。

>凹んでいる心がま~るく膨らみました。
嬉しいコメントでございます。
お気楽能天気ブログ、こちらも励みになります(笑)。
12月とは思えない陽気ですが、くれぐれも体調管理にお気をつけくださいませね。
Commented by nomu376 at 2018-12-02 09:06
pekeさん、まいどです。
私は呼んでおりませんが(笑)。

たしかに!ねぇ〜・・・・・
あの赤い体液が無数の蛹から放出された現場は・・・
想像したくないなぁ〜(笑)。

>衣装ケースから逃げ出した・・・
これは・・・
当時生協おすすめの”下宿生3点セット”を構成していた、
ビニール製のファンシーケースで飼育していたって事でしょうか(笑)。
でね、実はこの時羽化した大量の別嬪さんたちーそう、全て♀が羽化した、と聞いた記憶がー
数名我が家にも来てるんですよね〜。
懐かしさついでに画像も貼っておきましょう(笑)。
Commented by 後輩「M」 at 2018-12-02 20:30 x
岩倉のサツマイモ(の葉っぱ)泥棒、否定できない事実ですが・・・。時効ですね(^^♪
Commented by nomu376 at 2018-12-02 21:29
後輩「M」くん、まいどです。
私、恩恵にあずかってるので何も言える立場ではありませんが・・・
当時、現行犯で逮捕されなくて良かったですねぇ〜。
芋ではなく、芋の葉っぱだけってのはかえって危ないやつと思われたかもですね(笑)。
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