今日も暑い一日・・・。相変わらず山々は黄砂で霞んでいます。
画像は日曜日の旧野母崎町(現長崎市)のもので引っ張ります。タテハモドキがおりました。流石に痛みがひどくなってきていますが・・・。 今日はこのタテハモドキを見て思うことを・・・。この日見たのは長崎市でしたが、私が佐賀市周辺でタテハモドキの新鮮な成虫を観察出来るのは8月中旬以降です。で、私、彼らは南九州あたりで5~6月くらいに発生した成虫が飛来して産卵した世代の子孫だと思っておりました。と言うのは、このあたりで今の時期に成虫を観察していないからです。秋~冬に羽化した成虫は多くは冬を越せず、また何とか春先まで生き延びたとしても次の世代へ子孫を繋げずに死に絶えていたと思っていました。ところが6月近くまで越冬個体が生存しているのを観察すると(佐賀市内でも5月中旬に確認しています。)、ひょっとしたら8月に観察する成虫はこの世代の子孫なのかな?と思えてきました。 そこで、宮崎在住の後輩君に話しを聞いてみると、宮崎でも今の時期に見れる成虫は越冬個体で夏型の新成虫が見れるのは7月に入ってとのことです。 8月に見れる成虫がこの地で越冬した世代の子孫なのか、7月に南九州で発生した世代の子孫なのか・・・ちょっと面白くなってきました。すでにわかっている事かも知れませんが、もう少し追いかけてみようと思います。産卵シーンを観察できればなぁ~・・・。 う~ん、今夜はかなり変だぞ? マイブログらしからぬ内容だぞ(笑)。 ![]() おまけ、黄砂に霞む野母崎町。 ![]() アカタテハも新しい世代が・・・。 ![]() (こちらもぼちぼちネタ切れ。少し趣を変えますね(笑)。)
by nomu376
| 2007-05-29 20:47
| 蝶
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Comments(10)
なかなか考えさせられる記述ですね。
私も、ルーミスは何化なんやろうなんていつも考えたりしています。 とにかく、どんどん事実を積み重ねて記録するよりないです。 (この線描画を見た瞬間に誰の作品かが分かる自分が不思議です。拡大してみたら、ちゃんとADってサイン入っとるな。(笑))
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こちらではキベリが夏近くなってぼろぼろで見つかることがあります。越冬固体のはずですが、相手が見つからずに次世代にバトンタッチできないで困っているのかもなんて思っています。
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kenkenさん、そうですね、とにかく事実を積み重ねる事ですよね。不思議をひもとくと感動が一杯ですよねて、何処かで聞いたような・・(爆)。
(期待通りのコメント、しかも一番乗り!貼った甲斐があったというもんです(爆)。流石ですわぁ!) ![]()
nomusan☆後翅がほとんど無いような状態のツマベニ♀にシツコク迫る♂を見たことがあります。ですから、この程度の擦れ具合なら2世誕生も余裕じゃないかなと思いますが(^^;
nomusanが産卵場面を目撃できるように祈っています(^^) ![]()
maedaさん、今宵もお仕事ですかぁ・・・。お疲れさまです。けど、今のこの日勤→当直→日勤のシステムってどうして確立されてしまったのでしょうかね。明らかに過労を強いられますよね・・・。
割と最近まで、キベリについても越冬するのは交尾済みの♀のみだと思ってました。単純に考えてその方がリスクが少ないような気がしたのですが・・・。そうではないのでしょうね・・・。不思議です。 ![]()
miyagiさん、ありがとうございます。幸いにも昨年産卵場所を確認できたので、注目していきたいと思っています。タテハモドキも南の島で見るとその他大勢の一つになってしまいますが、北部九州で見るとちょっと注目してしまう存在なのですよ~(笑)。
暑いんですね!真夏日ですか?
今朝もちょこっと暖房入れちゃいましたぁ~日中でも戸外は暖かですが室内は暖房欲しいくらい寒いです。ほんの少しそちらの暑さを分けて頂きたいものです(爆)。黄砂は遠慮しますが・・・ タテハモドキ・・・続編を楽しみにしています~♪ ![]()
Noreenさん、う~む、暖房ですかぁ・・・・。こちらでは出勤して事務所に入ったらまず冷房のスイッチ入れてますよ~(爆)。休みの日はいくら暑くても平気なんですけどね(笑)。
はい、追いかけてみますね~。
呑むさん、なかなか薀蓄のある「タテハモドキ考察物語」、素敵です。シッカリ読ませていただきました。人生は、いつまで経っても=探究心=を忘れてはいけないことを教わりました・・・それにしても「黄砂」って凄いんですね・・・中国からやってくるんでしょう?
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chocgoensisさん、いえいえ、マイブログならではの思いつきカキコでとても考察ってしろものではありません(汗)。
「黄砂」、昔は「季節の風物詩」で春先だけだったのですが、今年はもう6月になろうとしているのに・・・。車が汚れるくらいならまだ良いのですが・・・。はい、中国大陸から飛んできます。
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