週末の天気、少し良くなるかも?ですね。
さて、今日も書くことがないのでしょうもない話の続きです。 仕事で車を運転してるうちに自分の車が欲しくなってきた私ですが、その理由としては九州の田舎では車はあれば便利と言うよりもないと不便(笑)。さらには「車がないと採集に行くのにも不便である。」と実感したからでありました。 卒業して九州に帰った私は、まず「どこに行っていいかわからない。」という現実に直面いたしました。そう、学生時代は上級者の先輩や後輩の方々が近くにいてくれたので、「あれが採りたい。」と言えば「それならここへ。」と言ってポイントを教えてもらえたり、あるいは連れて行って頂けたので、『自分で探す。』事をしなくても採れていたのでした。そこへ、いきなりぽつんと一人きり。で、唯一の情報源と言えば内田老鶴圃新社の「新しい採集地案内」だけでございます。で、改めて読み直すとどうやら九州では阿蘇や九重あたりまで行かないと採りたい蝶は採れそうにありません。しかし、当時の国鉄やらバスを使うと移動にはかなり時間がかかりそうだし、まがりなりにも社会人、時間の制約がかかります。「う~む・・・。」と思ってるうちに仕事に追われるようになり、休みの日は本当に休むだけの日々・・・。結局卒業した1980年は福岡県のH山にフジミドリシジミを採りに行ったのと、何を目的とは言わずにW山に2回行ったくらいで終わってしまいました。で、「これは車で動かないと話にならん。」と思い、初の自家用車として「ワインレッドのミラージュ号」を導入したのですが、その1981年も阿蘇に2日行っただけ・・・。そのうち会社の友人とのつき合いも増えて、人並みの若者らしく海に行ったり、ドライブしたり・・・はたまたゴルフ(これは上司の指示ではじめた)に行ったり・・・・・その後、下心見え見えのテニス教室(爆)や陶芸教室なんかに通う日々を過ごし・・次第次第に蝶の世界から離れていってしまったのでありました。最後のまともな採集は1983年のハヤシミドリシジミだったと思います。そして、いつしか休眠状態に入ったのでありました(笑)。 そして9年の歳月は流れ・・・いつしかテニスもゴルフもしなくなり、何かもやもやしてた1992年の春の夜・・・私は突然、クモマツマキチョウが見たくなりました。で、F君に「F、クモツキが見たい。セッティングしてくれ!」と電話したのでありました。「クモツキでっか?わかりました、ほな考えてみますわ。」とF君が企画してくれたのがその年の6月の信州行きでありました。メンバーはT先輩、私、F君、P君、K君と彼の友人M君の6人でした。土曜の朝、新幹線で京都まで出まして、そこから関西の3人と合流して一路信州へ。お宿に着いたのは夜近くでこの日は久々の宴会となりました。そう、この頃は皆さんとももう何年も会っていなかったのですよ。久々の蝶班宴会は・・・楽しかったぁ!久々に心の底から笑ったような記憶がありました。で、呑んで話して横になり・・・夜明けを迎えたのですが、誰かが窓を開けたのでしょう、朝の冷気がさぁ~っと部屋の中に入ってきて・・・鳥のさえずりが聴こえてきた瞬間「これや!この感覚を忘れてたんちゃうか?あ~、ええ気持ちやぁ・・・・」その後、目的のクモツキを探しに行ったのですが・・・久々の、雪渓が残る信州の山々はそこにいるだけで気持ちが良くて・・・「いや、もうこれで十分やわ。これでクモツキまで見れたらばちがあたるで。」と私はF君とP君とゆったりと自然の中に身を任せていたのでした。もっとも、これについては後遺症の影響でまともに歩けなかっただけ、との見解もありましたが(笑)。で、これが私の仲間内で「すべてはここから始まった。」と言われる伝説の信州OB会となったのでありました。で、これが6月中旬の出来事でしたが、これで即復活!となったわけではありません。この頃、かなり仕事が忙しく、土曜日曜も現場の仕事が入っており、なかなか思うように活動できないうちに秋を迎えましまいした。 仕事が忙しいとは言いながら・・・10月のとある週末、私は当時ご贔屓だったお嬢さんと「呼子にイカを食べに行こう。」との約束をしておりまして、その前の晩、ご機嫌で前の職場の友人と呑んでいたのですが・・・・その夜めちゃくちゃリアルな夢を見ました。 T先輩「○っちゃん、クロツ、行ってくれたか?」 私「いえ、行ってません。」 T先輩「頼むし、行ってくれや。場所、わかるんやろ。」 私「(面倒くさそうに)ええ、まぁ・・・けど、Tさん九州来られませんかぁ?一緒行きましょうよ~。」 T先輩「(怒鳴る)行かれへんから頼んでるんやないかい!!」 はっと目が覚めました。頭がぐわんと痛みます。ひどい後遺症です(笑)。時計を見たら朝8時でした。呼子行きの待ち合わせは午後1時。「う~ん・・・行かなければ・・・」本当は午後にそなえてもっと寝ていたかったのですが、夢の中とはいえ、あそこまで怒られては行かないわけにはいきません(笑)。もそもそと起きだして大分県のクロツポイントへ向かったのでありました。 そう、実はこの当時、西日本のクロツバメシジミが注目されておりましてね、その頃電話でT先輩から九州北部のポイントを聞いていたのですが、何とほとんど仕事や遊びで行った事がある地名だったのですね。なので、「あ、そこやったらたいてい行けますわ。」と言っていたものの、当時の私はクロツにはあまり関心がなく、「行ってみてくれへんか?」と言われても「へえへえ。」と生返事をしていたのでありました(笑)。 そして、数日経った夜・・・T先輩から「九州、行くわ。」とのお電話が(笑)。で、拙宅をベースにして日帰りで、大分県・福岡県・佐賀県を3日ほど回ったのですが・・・この一緒に過ごして蝶を採った日々の楽しさが、6月の信州でくすぶっていた私の心に火を点けてくれまして・・・翌1993年3月の”16年振りの八重山ツアー”を皮切りに、本格的な(むしろ前以上に)復活へと繋がっていったのでありました(笑)。 #
by nomu376
| 2011-04-14 22:04
| なんやかんや
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Comments(16)
週末・・・天気良くなさそう・・・ですね。
さて、書くことがないので、しょうもない想い出話しを・・・ 片道一車線の田舎の国道・・・私の通勤路でございます。今朝は若葉マークの車がほとんどの道のりを私の前をゆるゆると走っておりました。時間の余裕がない時ならイラッとくるところでございますが、結構早めに出社してる私は焦る事なくのんびりとお付き合いをして走っていたのですが・・・ふと、免許を取得した時の事を思い出しまして・・・今宵は運転免許の話など・・・。読み流してください。 私、免許を取得したのはわりと遅く、社会人になった1980(昭和55)年春、22歳の時でございました。しかもその時も取得するつもりは全くありませんでした。ひとつは親が免許を持っておらず、家に車がなかったという環境的な要因。さらに、私、運動神経が発達しておらず、技量的にも運転には不向きだと思っておりました。なので、学生時代もT先輩の「青いサニー号」やF君の「草色のカローラ号」の助手席が私のお気に入りでございました(笑)。 ところが、最初に就職した会社で、新人研修が終わった後いきなり外回りの営業職に配置されてしまいました。これには大変驚いてしまい、当時の課長さんから最初の訓示があったあと「何か質問は?」と聞かれたので真っ先に手を上げて、「私、運転免許を持っておりませんが。」と言ったのでありました。すると課長さんは「あ、そう。○○君(当時の直属係長さん)、すぐに手配をしなさい。」ってな事で、まずは運転免許の取得が最初の仕事になってしまいました。で、費用は会社が半額出してくれましたよ。午後3時頃に退社しての教習所通いが始まりました。なので、私の社会人としての最初の上司からのプレッシャーは・・・「(取得は)まだね?」でございましたよ(笑)。で、自分で運転できるようになると、やはり車が欲しくなります。そこで、日々会社の営業車を運転しながら(もう時効なので白状しますと、夕方1時間くらいは練習にあててました(笑))、「もう、普通に運転してたら事故は起こさないだろう。」と自信がついたその年の冬、初めて自分の車を購入したのでありました(笑)。 ついでながら、私大型一種を持っているのですが、これも仕事の関係で取らされました。思うことありまして、丸6年で最初の会社を退職し、とある法人に転職しました。で、久留米に出来る支部での採用との事で、開設準備も兼ねて熊本市にある法人の本部に8カ月ほど所属したのですが、入職した日に当時の部長さんと下記のようなやり取りあがりまして・・・ 部長さん「あんた、大型免許は持っとるな?」 私「いえ、持っていません。」 部長「取りなっせ。あんたにも運転してもらわないかんだろうけんな。○○君、手配してあげなっせ。」 という事で、ここでも最初の仕事は運転免許の取得になりました。はい、ここでも最初のプレッシャーは「(取得は)まだな?」でございましたよ(笑)。でこちらは費用を全額出して頂きました。で・・・晴れて免許取得の日・・・ 教官「あなたは今日から大型車輌も運転できますが、あまり運転しないほうが良いでしょう・・・。」 私「はい、私も出来ることなら運転したくありません。」 とやり取りしたのはよく覚えています。ちなみに今の職場に転職して丸7年、ここでは大型車輌を運転しなくて良いので結構安心しています。しょうもない話でした。 画像は何の脈絡もなくウルトラウォーター。 9種類あるそうですが、同じのが出てきました(涙)。とりあえずウルトラセブンが出るまで買おうかなぁ(笑)。 #
by nomu376
| 2011-04-13 19:20
| なんやかんや
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Comments(16)
更新しようと思ったのですが題が浮かびません。
とりあえず週末まで天気予報をくり返し見ては一喜一憂するしかなさそうです。 画像は土曜日のものです。 ヤマトシジミ ツバメシジミ OIGATOさんのベニシジミ(笑)。 #
by nomu376
| 2011-04-11 21:02
| 蝶
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Comments(8)
ギフチョウではありません。
諸情報をもとに自重しました。 とはいえ、決めた時点でかなり解放されており・・・ どっちにしても行けなかったような・・・(笑)。 で、今日は”おっきなギフチョウ”を撮りたいと思い、お気に入り公園の丘へ。 ところが・・・・全然おりません。 何で?この日付で出てないとは思えないのですが・・・ わずかにアゲハが2回飛んできただけ・・・。 まさか、まだ出ていない??? その後、タテハモドキポイントへ行くもやはり見れず。 昨夜の後遺症もあり、一気に気力激減・・・ 撮ったのはこの一枚だけ。 しかし・・・キアゲハでフライング日記更新するかなぁ(笑)。 #
by nomu376
| 2011-04-10 16:42
| 蝶
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Comments(18)
今週は長かった・・・・
そのうえ、今日は午前中とは言え出勤・・・ はぁ~・・・ようやく週末です。 午後1時に職場を出まして、久々に神埼市のお気に入り公園へ。 すっかり季節が進んでおりました。 今日の狙いはタテハモドキの越冬個体。今年はまだ見ていません。 蝶の種類が増えてました。本日見た蝶は、 アゲハ、モンシロチョウ、ツマキチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、アカタテハ、キタテハ・・・ そう、残念ながらタテハモドキは見れませんでした。 素人が軽々に言うべき事ではないと思いますが、北部九州においては成虫越冬としては新参者のこの蝶、 ”観測史上初めて”の今度の寒い冬を越せたのかどうか・・・・・・気になっているのでございますよ。 画像は何の脈絡もなくコゲラ。この公園では初めて見ましたよん。 #
by nomu376
| 2011-04-09 17:40
| 野鳥
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Comments(8)
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